私たち株式会社タックは2021年に創業30年を迎えました。
創業当時まだ20代だった私は京都久御山に小さな木工所(旧トミヤマ工芸)を構え、関西圏を中心にイベント設営や店舗内装工事で事業を拡大していきます。良き社員と仲間、そしてお客様に恵まれ、順調に多くの経験と実績を積んでいきました。
“お客様のイメージを実体化する“という単純なようで難解なこの仕事に大きな可能性を見出し、創業から10年を過ぎた頃、日本経済の中心である”東京”に早く進出しなければならないと考えるようになりました。京都が維持できるように私は社員一人だけを連れて、東京ビッグサイトと幕張メッセの間にある千葉県船橋市潮見町で千葉支店を立ち上げます。
この決断が功を奏し、今では東京本社を構え「空間創り」を軸として企画デザイン部門まで事業を広げ、トータルでお客様のご要望にお応えすることができる体制となりました。
2020年からの新型コロナウイルス蔓延では、イベント業界はかつて経験したことがないほど大きな影響を受けました。しかし１年以上に渡りイベントが自粛され外出自体を控えなければならない状況で、改めて気付いたこともあります。イベント空間というものは「人と人をつなぐ」ものであり、それは人と社会から必要とされている。空間装飾という形でその一助となれることに深い慶びを実感しました。
コロナ禍を経てIT技術を活用した新しい形態でのイベントも出てきています。株式会社タックは今後も社員とともに常に新たな挑戦を続けながら、終始一貫したサポート体制を充実させ、より一層多くのお客様にご満足いただけるような空間づくりをご提供して参ります。